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2009年5月16日 読書
坊ちゃんに出てくる主人公はとにかく喧嘩っぱやく不器用で正直ものである。西洋化の流れの中で今までの儒学的な堅苦しさがなくなった代わりに台頭してきたうまい世渡りの仕方、インテリ気質というものに当時の人も少なからず抵抗があったのだろう。夏目漱石はだからこの本を書き、自分ではもうできなくなった坊ちゃんの自由奔放な生き方に読む人は憧れたんだと思う。

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