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2009年5月16日 読書
この話に出てくる特別配達課、通称特配はまさにむちゃくちゃである。飛行機、カウンタック、最新式のはしご車、都心の地下に専用の地下鉄とまさになんでもあり。しかし、これだけフィクションでありながら実在する法律や郵政省を描くことで限りなくリアルに、ありそうな気がしてしまうフィクションをつくっている。
郵便法第一条「すべてのものを公平に迅速に配達することにより公共の福祉に貢献する」というものをまさに極限まで追求した作品だった。



今思うと図書館戦争のはしりのような作品だったのだなあと思う。まさか郵政省がなくなるとはこれを読んだときには夢にも思わなかったが時代は変わるものだ。

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