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2009年8月17日 読書
自分はキリスト信者でもなければ神様を信じているわけでもない。しかし、実話をもとにして書かれたこの小説が自分の胸を打ったのは確かだと思う。

塩狩峠の悲劇もそうだが、それにもまして主人公信夫の苦悩や迷いの中でまっすぐに生きていく生き様があまりにまぶしく共感できた。

相変わらず神は信じないが信夫のように生きたいと思った。

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2009年5月24日 読書 コメント (4)
一言で言うと大人向けのSF小説、タイムトラベラーというだけあってタイムトラベルの話なのだが、出てくる表現が有名無名含めて数十冊の中から引用なのでかなり難しく感じた。
行ったっきりでもう戻れないけど未来を見ることができる能力を持てば使う人はいるのだろうか?今の生活を捨てて、大切な人を置き去りにして、
この本はそれでも前に進むと決めた女の子とその仲間の話だった。

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2009年5月24日 読書
大ヒットした作品だけあって、人の生き死にと純愛をえがくストレートでわかりやすい話だった。終始うじうじしている主人公には読んでいて腹が立ったが、そんな彼がラストの桜のシーンで彼女の死と向き合い、立ち直るところはまさに感動もので、映画やドラマをまだ見ていないがこのシーンだけはぜひ見てみたいものだと思った。

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2009年5月17日 読書
超有名女子高校の女の子を彼女にすべく悪名高い男子高校の有志が「ザ・ゾンビーズ」なる集団をつくり、女子高の文化祭にどうやって乱入しようかといろいろする話。史上最低の運を持つ男、山下や最強の男朴舜臣など魅力あるキャラやテンポある会話、文章が非常におもしろかった。

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2009年5月16日 読書
ネットの掲示板2ちゃんねるに書き込まれた文書をへんしゅうしたものとあって他の本にはないおもしろさがった。特に電車とエルメスの中が進展した時の周りの人の反応がおもしろく笑ってしまった。
ただ編集によって消されてしまった無駄な分が読めなかったのがとても惜しい、機会があれば蛇足も読んでみたいと思う。

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2009年5月16日 読書
全体として松本清張さんの「砂の器」を本歌取りしたような作品でした。必死になってつくってもすぐ壊れてしまう砂の器。同様に必死になって乗り込んだ車は火の車だった、と。
個人ではなく社会全体の罪として事件を浮き彫りにすることで、現代社会に生まれた新たな矛盾を表現している、そこにこの話のおもしろさがあるんだと思います。

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2009年5月16日 読書
この話に出てくる特別配達課、通称特配はまさにむちゃくちゃである。飛行機、カウンタック、最新式のはしご車、都心の地下に専用の地下鉄とまさになんでもあり。しかし、これだけフィクションでありながら実在する法律や郵政省を描くことで限りなくリアルに、ありそうな気がしてしまうフィクションをつくっている。
郵便法第一条「すべてのものを公平に迅速に配達することにより公共の福祉に貢献する」というものをまさに極限まで追求した作品だった。



今思うと図書館戦争のはしりのような作品だったのだなあと思う。まさか郵政省がなくなるとはこれを読んだときには夢にも思わなかったが時代は変わるものだ。

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2009年5月16日 読書
坊ちゃんに出てくる主人公はとにかく喧嘩っぱやく不器用で正直ものである。西洋化の流れの中で今までの儒学的な堅苦しさがなくなった代わりに台頭してきたうまい世渡りの仕方、インテリ気質というものに当時の人も少なからず抵抗があったのだろう。夏目漱石はだからこの本を書き、自分ではもうできなくなった坊ちゃんの自由奔放な生き方に読む人は憧れたんだと思う。

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2009年5月16日 読書
天国の本屋ヘブンズブックサービスで働くことになった主人公のさとしはお客に本を読んであげて喜んでもらうことで初めて人生にやりがいを感じます。
死に切れない少女ユイや、かわいそうな「ないたあかおに」の話など、悲しいながらも心暖まる話でした。
店長ヤマキの「人の顔は目や鼻の形が重要ではなく、それぞれの過去や経験や感情や背一買うで表情はできているんだよ」という言葉も心に残りました。

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2009年5月16日 読書
まるで夢か幻の中にいるような話だった。現実から夢の世界に入っているようで現実とおもっていたものすらゆめだったかのような、
銀河鉄道の夜ではカンパネルラはみんなの幸せのために、友だちを救うために消えた。この話に出てくる兄さん(夏織)はなんのために消えたのだろうか。

5月10日の日記

2009年5月10日 読書
これ読んで旅行バトの話がでてきたのだがそういえば最近すずめがへってきていることに思いあたった。
昔は近くの竹やぶに群れでいて本当にうるさかったのだが最近はめっきり群れを見ない。でもどこにでもいるこいつらが絶滅するなんてだれも思わない。
きっと昔の人も旅行バトをすずめのような感覚で考えてたんだろうなあと思う。人の認識は現実に優先されるところがあるからそのズレはなかなかに恐ろしい。リアルタイムの状況を観察することができる存在がいたとしたら認識だけで動く人たちはおろかにみえるのだろうなと思った。

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2009年5月10日 読書
考古学者の村田さんがトルコのイスタンブールに留学したときの話。これと対になる「家守奇譚」が一個人の内面的なものを描いたとすればこちらは人間の外面的なもの、歴史や人種、人間関係なんかを描いたものだと思います。鸚鵡がいい味だしてました。

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2009年5月10日 読書
二人の少年は三日月少年を追って旅に出た。
淡白な世界はそれでいて美しく二人の少年のいたづら心にも少年時代を思い出せてよかった。
二人がプラネタリウムをみている場面を読んで自分も行きたくなった。今度行ってみよう。

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2009年5月10日 読書
時を旅する不思議な話でした。でもタイムマシンが出てくるわけではなく、少年が突然明治から現代に飛んでしまったり、悪夢を食べる しろうづ という亀が日付変更線を踏んで時をこえたりと、なんとなく古い時代を体験できたようでそれで少し恐いところもある話だったと思います。

15

2009年5月10日 読書
世界的に有名な星の王子さま。子供向けであると同時に大人向けでもあるこの話は抽象的で風刺的な表現もありますが決して辛辣にはならずほのぼのと読める話でした。
「一番大事なことは目には見えないんだよ。」とはこの本で一番有名な言葉ですが、そのとおりなんだと思います。

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2009年5月6日 読書
世界の伝説・不思議の謎を解決すると書いてますが、裏を返せば醒めた目でイチャモンをつけまくり、ロマンをぶち壊していくので、メアリ・セレスト号事件や、雪男・UFOなどの話を聞いて胸躍らすような人は読まないほうがいいかもしれません。間違いなく冷めます。
この世の超常現象のほとんどが非度が伝聞する中で創り出されたものかもしれませんが、そういったものを信じて楽しむことも必要なことだと思います。

12.13

2009年5月5日 読書
小説じゃなくて漫画なんですが猫が家政婦として働く話です。作中の人も「なぜ猫が!?」といっていますが猫がしゃべることや家事ができることにはそれほど疑問におもってないようでほのぼのとしていい感じです。猫が働きに行く家の人たちはなぜかドキッとさせられるくらい「どっかにいそうな人」でそれもまたこの本が人気な理由なんだと思います。

11

2009年5月4日 読書
イメージはまさに紅の豚、飛行機を愛機と呼び空を戦空というようななんともロマンを感じさせる戦記物語でした。作者曰くページの都合で大量のカットをしたとのことでしたがそれもまたぐだぐだなならずにあっさりとしていておもしろかったと思います。

10

2009年5月4日 読書
現代の魔法ともいうべき絶大な権力を持ったエリートサラリーマンの青年があるバーで偶然自分が採用面接で落とした女性に会い、今まで持っていた権力がゆらいでいく中でも最後までその幸薄い女性への愛をつらぬくといういい話でした。
あくまで現実世界でありながら権力界ともいうべき異次元の力の描写が印象に残っています。

9

2009年5月4日 読書
タイムマシンはSFの世界の常套手段ですがこの話は意識だけタイムスリップすることがキーになっています。それ以上に 夏休み 孤島 高校生の冒険というのがベタだ、と思われましたがおもしろかったのでよかったです。

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